酒蔵を訪ねて


	創業は享保４年(1719年)、仕込み水を汲む井戸は創業以来280年にわたって使ってきました。この仕込み水は、葛城山麓に降った雪や雨が長い時間をかけて地層にしみ込み、地層をくぐり抜ける間にまるで自然の濾過器を通した様に、鉄やマンガン、有機物などお酒の大敵の成分を取り除いてくれます。酒の命ともいえる良質の水を求めてこの地に酒蔵を築いたのが風の森の蔵の始まりなのです。

≪ふくしま屋店主の蔵日記－風の森を訪ねて≫

今年の夏は非常に天候に恵まれ、生育良好な稲が豊作です。こうべを垂れるアキツホの姿を御所市山間部で見ることができ今年も美味しいお酒が造れそうです。
山田錦や雄町で旨い酒を醸すそれも一つの風の森の技ならば、地の米を地の水で、地の透き通る様な寒気の中で醸す。これこそ≪風の森≫の妙味です。
≪風の森≫の仕込み水は、地下百メートルの深井戸から汲み上げる金剛葛城山系のもたらす清冽な湧水です。葛城山麓に降った雪や雨が長い時間をかけて地層にしみ込み地層を潜り抜ける間に、まるで自然の濾過器を通した様に鉄やマンガン、有機物などのお酒の大敵を取り除いてくれるのです。このこだわりが≪風の森≫の酒の旨さです。
今年の造りも、もうすぐ始まります。順調に育つアキツホをみて、今年の酒造りも自信を似て挑むことができることでしょう。≪風の森≫ファンの一人でもある私も今から新酒を楽しみにしています。また訪ねてみたい魅力的な蔵でした。

住所	奈良県御所市本町1160番地
原材料	山田錦（雄町）・アキツホ
酒造りのこだわり	厳選した酒造好適米の山田錦・雄町をラインナップに加えながら原料米の中心は地元産のアキツホです。特に仕込み水は地下百メートルの深井戸から汲み上げる清冽な湧水です。米を生かすも殺すも水次第だと考えています。
●おすすめの地酒　風の森（純米大吟醸無濾過生無加水）　風の森（純米しぼり華無濾過生原酒）

■こだわりの蔵元の紹介です。是非ご覧ください。
	凱陣	秋鹿酒造有限会社	神亀酒造有限会社
	奥播磨下村酒造所	風の森	黒龍
	梵

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