蔵の人たち。

2010/02/16(火)

亀岡酒造は全て手造りの小さい蔵元です。

でも、その人情あふれる笑顔で元気をもらい、本当に楽しい一日(半日?)を

過ごすことができました。

美味しい酒ができますように、と願いながら蒸米をほぐす作業も

クラッシックを聞きながら櫂入れの作業もさせていただきました。

N杜氏に”櫂入れのときはいつもクラッシックなんですか?”と聞きました。

そうしたら、”いや、演歌の時もあります。ずっとやっていると気が滅入ってしまいますから。”

というお答えでした。

当日は気温が高く、もろみの温度を下げる作業もみることができました。

”対流が始まったよ!おいで!”と、タンクの横に顔を近づけ、酵母がどんどん活性している様子もみることができました。

ぶくぶくと泡を吹いているような状態ではなく、本当に勝手にかき混ぜたように回ってるんです。

(1つの造りがだいたい1ヶ月弱のうちで、3日くらいしか見られないそうです。)

一見、楽しそうに聞こえますが、実際体験して、酒造りって本当に大変・・・。

米を育てる農家の人、微生物(菌)のちから、それを扱う蔵人さんたちの力で酒ができていること、

そうしてようやく美味しい酒が飲めること。

自分にとっては気力体力ともに本当に本当に貴重な体験をさせていただきました。

蔵のみなさん、ありがとうございました。

 

追伸。

写真が一枚もないのは、作業に必死でカメラにかまう暇がなかったということで・・・・(^^;